けりがついた

こちらを見て気付いたけど、一ヶ月同じところをぐるぐる回ってたのか。
散々だったなぁ。。。





“ママがいつも言ってた。未来に進むためには、過去を捨てなければならないと”    −フォレスト・ガンプ



今日はある意味で完璧な一日だった。新しくやり直すには。人生が素晴らしいのは、終わりがくるまでいつだってやり直せることじゃないかと思う。



昼近くになって優雅に起きだして、ゆっくりとブランチをする。再読し始めた『ノルウェイの森』を少し読み進める。喪失感が心地良い。
駒場祭に少し顔を出して、こっそり友人のダンスを見た。相変わらず良いダンスだ。楽しそうに踊る彼が好きだ。別の友人のところに行ってタロット占いをしてもらった。これは学園祭の時、僕が欠かさずしてることだ。


渋谷でネクタイを買って大学へ行き、少しESを書いた。本当はこれに一日中かかりっきりであるべきなんだけど、将来のことより今を優先したって構わないだろう。そういう日があっても良い。


そして僕は、ある友人と絶交した。長い人生の中では、もしかしたらよくあることかもしれない。どれだけ考えても、一つしか選択肢がない場合もある。結局のところ意思決定論は無意味だ。


寮に帰ってフォレスト・ガンプを観た。フォレスト・ガンプの半生と、一人の女性を一途に思うこと、について考えた。そういう切り口で見てみると、僕が一番好きな小説である、水村美苗の『本格小説』にとてもよく似ている。そういう話が僕はとても好きだ。でも残念なことに、そういう類の話は結局作り話でしかなかった。


映画を観終わってから、ふとビリヤードに行きたくなる。寮の先輩と友人と3人でビリヤードをしに行った。
友人の上手さに関心しながら僕はチャイナ・ブルーを飲み干し、ひとしきりビリヤードに興じてから寮に戻った。帰り道今日は満月であることに気付く。寒空に輝く満月はとても綺麗なので、すこしだけ一人で散歩した。「追いかけても追いかけても、逃げていく月のように、指と指の間を、すり抜ける、 バラ色の日々よ」なんて歌を口ずさんで、ぶらぶらと歩いた。


寮に住んでいて良かったなと思う。皆優しくて良い人たちだ。僕はそれ以外にも、多くの心優しい友人達に囲まれていることを思い出して、彼らに心の中で感謝した。



今日はそんな風に完璧な一日だった。僕は明日から、また頑張れるだろう。