ボトルネック

さて、今日はボトルネック理論について


ボトルネック理論とは、一番遅いところに全体のスピードが制約される、という理論である。一番劣ったところに合わせる必要がある、という理論。


私が良く聞かされる例は、艦隊の進むスピードである。艦隊の船足は、最も遅い艦に合わせなければならない。容易に納得できるだろう。

またメーカーの生産ラインなどでも良く聞く話だ。全工程の中で最も遅い箇所に合わせなければ、全体の流れは上手く回らない。(『The Goal』というビジネス書はこれをテーマにしているらしい。まだ読んでない)

これはチームの機能についても言える。最も理解が遅い人間に話のスピードをあわせる必要がある・・・


従って能力を向上するためには、最も劣った部分を改善する必要がある・・・というのがボトルネック理論である。



個人のパフォーマンスも、欠点に引きずられてしまうのではないかという話。何かを成し遂げるには様々な能力を使うでしょうが、その中で最も低い能力によってアウトプットが規定されてしまうのではないか、と。






なんでそんなことを言うのか、というと、判断力が自分のボトルネックではないか、と最近思ったからです。

なお判断力とは、「外部の環境に対して適切な反応ができる」ことです。


先日「TPOに応じて適切なコミュニケーションを取った方が良い」というお叱りを受けてしまった。状況的に自分に明らかなる間違いがあるので、素直に聞く。


これはコミュニケーション面での判断力の問題。
よくよく考えると、特にコミュニケーション面では判断力の欠如が表れやすいかも。


たぶん色んな人に「あれ、この人大丈夫かな?」という反応を起こさせるような突拍子もない言動をたまにしてしまっている気がする。


しかも考えていくと、高校時代からずっとそうなのでは!?



なぜなのか:
これは行動を起こす前に考えていないからだと思うんです。つまり「判断」してない(汗

考えなしに行動するから、後で後悔することに・・・


しかも事後の分析はそこそこできるから、自分が間違ったことは分かるんです、すぐ・・・それが悲劇w



コミュニケーション面で言えば、まずは「相手視点を取り入れること」が大切ですか。相手の受け取り方を考えてからコミュニケーションを実行する。


一般的に見れば、
自分の行動の後の世界を考える、と・・・。



つまり、「行動する前に考えろ」ってことです。うん、がんばろう。


(注:頻度は「まれに」ミスコミュニケーションを発生させてしまうという話だと理解してください。「いつも」だとただのKYなんでw)



ボトルネック理論との関係:

特にコミュニケーション面での問題を言うなら、他人からの評価がその欠点に引きずられてマイナスになってしまうケース。
特に初対面かそれに近い状態で欠点を見せてしまうと、後々まで評価を引きずることが多いのではないでしょうか。

これは非常にもったいない!短いやり取りにおいても、他人のことは随分とわかるものです。しかし会話などに表れたことしか分からない。それが大きな欠点であればあるほど目立つし、「そのレベルの」人間だと思われてしまうでしょう。