自信の本

自信力が学生を変える―大学生意識調査からの提言 (平凡社新書)

自信力が学生を変える―大学生意識調査からの提言 (平凡社新書)

これ、昨日も紹介したんですが、ホント良い本ですよ!昨日買って今日読み終わっちゃいました。悩む学生達のインタビューがたくさん載っていて、自分にも身近な悩みで「あぁ、皆悩んでるんだな」と思ったり、就活での悩みなんか聞いて、今後そういうことで悩むんだな、とか、これは悩む必要はないことなんだな、と分かったり。大学生の意識アンケートに基づいて大学の教官である著者が論を進めていくので、架空の論議にならなくて良い。大学生の抱える悩みを明示した上で、それに対する提言を著者が行う。

学生ができる策は、
・授業に主体的に参加する

インターンNPOなどで社会に接点を持ち、決まった人間だけと付き合うのでなく様々な人と出会う

が、僕の印象に残りました。授業についてはこの本を読んだら急に熱意が湧いてきました。「大学はレジャーランド」だとか、掛け算のできない大学生だとか散々叩かれていますが、現在の大学生は、7割程度が「もっと課題を出して欲しい」など授業を熱心に受けたいそうです。それに対し大学は魅力ある授業を提示できていない・・・。そのために学生は熱意を失ってしまうのです。5月病にかかるわけです。
後者は、僕が最近強く思っていることです。というかコレ、「NPOインターンに参加する」ってのと「様々な人に出会う」の2要素が入ってるな・・・。とにかく、最近は学生が社会との接点を持つことが重要だと思っています。学生同士じゃわからないことばっかりですからね。あと、多様な人に出会えば、刺激を受けられること間違いなしですよね。尊敬できる人に出会えば向上心も湧いてきますしね。